インターロッキング補修|北海道の冬が生む「ガタつき」を安心して歩ける足元へ

歩いていると「なんだかここだけガタガタするな。」と感じたことはありませんか?

北海道では、冬になると地面が凍ったり緩んだりを繰り返します。

その影響で地面が少しずつ押し上げられ、インターロッキングに段差やガタつきが生じるこの現象は「凍上」と呼ばれ、ガタつきを放置しておくと、歩きづらくなるだけではなく、つまずきや転倒につながることもあります。

インターロッキングとは?

"かみ合わせ"を意味するインターロッキング(interlocking)は、コンクリートブロックをすき間なく敷き詰め、ブロック同士のわずかな目地に入り込んだ砂により、かみ合わせ効果を得られる舗装方法です。

商業施設やマンションの共用部、公園、歩道など、人が歩く場所でよく使われています。

今回は、そんなインターロッキングの補修工事についてご紹介します。

ただブロックを並べ直すだけではなく、安心して歩ける足元を取り戻すために、どのような作業を行っているのか、その様子を写真とともにお伝えします!

ちなみに…

インターロッキングは部分補修ができます。

インターロッキングは、全体をやり直さなくても、沈みやガタつきがある部分だけを補修できる場合があります。

今回は既存のブロックを一度取り外し、下地を調整したうえで元の位置へ敷き直しました。


① ブロックを一枚ずつ取り外す

まずは補修する範囲のブロックを一枚ずつ取り外します。

この作業で大切なのは、"壊すため"ではなく、"もう一度使うため"に外すことです。

ブロックを傷つけないよう慎重に取り外し、周囲についた土や雑草もキレイに取り除きます。

既存の材料を活かしながら補修できるのも、インターロッキングの魅力の一つです。


② 下地を調整し、高さを整える

ブロックを取り外したあとは、下地を補充しながら高さを調整していきます。

ここで大切なのは、下地をたくさん入れることではありません。

周囲の高さとキレイにつながるよう、少しずつ確認しながら均していきます。

写真では板を当てて高さを確認していますが、このひと手間を何度も繰り返すことで、歩いたときに違和感のない仕上がりへ近づいていきます。

今回の現場では、長年の沈みによって思っていた以上の高低差がありました。

下地を丁寧に整えることで、見た目だけでなく歩きやすさも改善していきます。

左側:下地調整済 右側:下地未調整

なぜ下地の調整が重要なのでしょうか?

インターロッキングは、ブロックそのものよりも下地の状態が仕上がりを大きく左右します。

下地にわずかな高低差があるだけでも、歩いたときのガタつきや段差につながるため、慎重な調整が欠かせません。

完成後には見えなくなる部分ですが、この工程が仕上がりを支えています。


③ ブロックを戻し、一枚ずつ高さを合わせる

下地が整ったら、キレイにしておいたブロックを元の位置へ戻します。

一枚ずつ高さや並びを確認しながら、周囲との段差が出ないよう慎重に調整していきます。

一見すると、ブロックを戻しているだけのように見えるかもしれません。

しかし実際は、一枚ごとに高さやすき間を確認し、何度も微調整を繰り返しています。

そして時には、「あと一枚なのに入らない!」なんて場面も。

実はこれ、現場ではよくある場面です。

無理に押し込めば、その場では収まるかもしれません。

しかし、それでは周囲との高さや並びに影響してしまいます。

そんなときは一度作業を止め、下地や並びをもう一度確認します。

遠回りに見えるかもしれませんが、この積み重ねが歩きやすく、長持ちする仕上がりにつながります。


BEFORE

AFTER


施工が終わったあとも、すぐに完了とはしません。

実際に歩きながら全体を確認し、気になる箇所があればその場でブロックを外し、もう一度調整します。

完成写真だけを見ると、きれいに並んでいるように見えるかもしれません。

しかし、その仕上がりは、一つひとつの確認と調整の積み重ねによって生まれています。


インターロッキングの段差が気になったら

インターロッキングの補修は、見た目を整えるためだけの工事ではありません。

段差をなくし、安心して歩ける環境を守ることも大切な目的の一つです。

「まだ大丈夫かな。」

「でも少し気になる。」

そんな小さな違和感こそ、補修を考えるきっかけになるかもしれません。

これからも施工事例を通して、完成写真だけでは伝わらない仕事の過程や、私たちが大切にしている考え方をお届けしていきます。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。


公式Instagramはこちら

公式LINEアカウントはこちら