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玄関タイルのひび割れ・剥がれはなぜ起こる?|北海道の冬で傷みやすい理由【前編】
毎日のように使う玄関まわり。
普段はあまり気にしていなくても、ふと足元を見ると
「タイルにひびが入っている」
「角が欠けている」
「一部だけ浮いている」
そんな傷みが出ていませんか?
今回は、実際にご相談いただいた玄関階段のタイル貼り替え工事をご紹介します。
着工前の状態から、既存タイルの撤去、下地の確認、そして新しいタイルを貼って完成するまでを3回に分けてお伝えしていきます。
前編では「なぜ玄関タイルが傷むのか?」、そして「補修するときに何を大切にしているのか」からお話してみたいと思います。
北海道の玄関タイルは、なぜ傷みやすい?

今回の玄関階段では、
・タイルのひび割れ/剥がれ/浮き
・下地の欠け
など、長年の使用により、タイルや下地に複数の損傷が確認されました。
こうした屋外タイルの傷みに大きく関係するのが、北海道の厳しい冬です。
玄関まわりは雨や雪にさらされます。
雪や氷が解けると、その水が目地(めじ・・・タイル同士のつなぎ目部分)や小さなひび、すき間から内部へ入り込みます。
そして気温が下がると、その水が凍結します。
水は凍ると膨張します。
北海道では、この「凍る→解ける」という変化が繰り返されることで、タイルのひび割れや浮き、剥がれなどが発生する場合があります。
これが、北海道の屋外タイルで起こりやすい"凍害"です。
ある日突然壊れたように見えても、実はその前から小さなダメージが積み重なっていることがあります。

ただし、タイルの損傷には下地の状態や施工状況、経年劣化なども関係するため、原因を判断するには現地での確認が必要となります。
剥がれたところを直すだけでは不十分
タイル補修で大切なのは、見えている傷みだけで補修範囲を決めないことです。
一見すると問題のない周囲のタイルでも、すでに浮きが生じていたり、その下の下地まで傷んでいたりすることがあります。
そこで、目視による確認に加え、必要に応じて打音検査などを行い、タイルの浮きや剥がれの範囲を確認します。
また、これまでの施工経験を踏まえ、下地の状態も考慮しながら適切な補修範囲を検討します。
ただし、タイルの下地については表面からの調査だけでは判断できない部分もあるため、既存タイルを撤去した際に改めて状態を確認し、必要な補修方法を判断します。
表面の損傷だけでなく、周囲のタイルや下地の状態も確認し、補修範囲を適切に見極めることが大切。
こうした確認を積み重ねることが、補修後も安心してお使いいただくための大切な仕事だと考えています。
まだ使えていても、早めに補修を考えたい理由
タイルの欠けや浮きによる小さな段差は、雪や氷で足元が見えにくくなる冬には、特にご高齢の方やお子さまにとって転倒につながるリスクがあります。
もうひとつ考えたいのが「水の入口をそのままにしない」ということです。
割れや目地の欠損が広がれば、そこからさらに水が入りやすくなります。
表面のタイルだけではなく、その下の状態まで傷んでしまえば、補修する範囲が広がってしまう可能性も。
見た目を整えるのはもちろんですが、これ以上傷みを広げないために直す。
「まだ歩けるから大丈夫」ではなく、小さな変化に気づいたときが、一度状態を調べるタイミングです。
次回|実際にどこまで傷んでいたのか?
今回の玄関階段でも、まず目視や打音などで状態を調べ、これまでの経験からタイルの下がどの程度傷んでいるのかを予測したうえで、既存タイルの撤去を進めていきました。
ただし、表面からの調査だけでは、内部の状態をすべて確認できるわけではありません。
実際にタイルを剥がして下地を見てみることで、想定していた範囲の傷みなのか、それともさらに補修が必要なのかがわかります。
玄関タイルの補修は、単に新しいタイルに貼り替えるだけの工事ではありません。
川端工務店では、左官工事を担当する職人を含め、現場の状況を確認しながら補修方法を検討しています。
次回は、実際にタイルを剥がしてわかった下地の状態からご紹介していきます。
最後までご覧いただき、ありがとうございました♪